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愛知岐阜三重でヌメ革を直接見て買いたい方は当社へお越しください。
皆さんこんにちは。
ヌメ革を直接見たいという方からのお問い合わせが、
有り難いことに増えつつあります。
基本的に、皮革製品製造業者様向けにヌメ革を加工してお届けするのが
当社のメイン業務ですが、大きいメーカーさんのまとまった依頼から、
個人事業主様からの依頼へ業務がシフトしつつあります。
それに伴ってクラフトを個人でされる方も遊びに来て頂けています。
ありがとうございます!
そこで、
ヌメ革ご購入に際しての話です。
当社にあるヌメ革は、基本は牛の革です。
どんな大きさで買えますか?
とのお問い合わせありますが、ご希望の大きさで販売致します。
革は見られますか?
とのお問い合わせですが、在庫の物は直接ご覧頂けます。触って頂けます。
その上で、気に入った個体の革をお好きな面積にてご購入頂けます。
注意点としまして、
①A4等小さ目で、良い生地の部分のカットは割高になります。
=革はシワやキズ等があります。生地の良い部分を小さくカットすると、
その周りは大きい生地が取れなくなる為、ロスになる可能性が高くなります。
当社はA4カット(6デシ)や大体20デシ位までは、革の種類にもよりますが、
85~110円程度が1デシ(10×10㎝四方)の店頭販売の際の単価となります。
おそらくですが、・・・店頭購入ですと、市場価格よりは結構安いです。
(ネット販売では革屋さんや革にもよりますが、大体A4で900円~1100円程度かと)
②半裁(牛の半身)の大きさは大体250デシ程度が平均です。デシ単価は安くなります。
=大きい革一枚ご購入の方は、あまり多くないのですが、その場合、デシ単価は少し
お値打ちになります。1デシ、70~95円程度です。
そのままお使い頂ければ、お値打ちになります。ただ、実際良い生地の部分は
革によっても違いますが、革屋さんでは7~8割程度だと言われています。
ですが、その周りの革も小物やキーホルダー等でお使いの方や、
革生地の個性を生かして色々な使用ができると思います。
③半裁から30センチ幅程度の短冊カットにも対応します。
=半裁はさすがに多い。でも大きい生地が欲しいという方は、見て触って頂き、この辺りを切って欲しい
ということでありましたら、カットして販売します。その場合、部位により価格は変化します。
革の頭部分や生地にシワなどが多い部分はお値打ちになります。
お尻~背中にかけてが、生地が綺麗で、ハリ、コシ、適度なしなやかさがあります。
一度ご覧頂いてからご納得の上でのご購入がおすすめです。
④当社でご購入革のベタ漉きに関しては、加工費は無料です。
ご希望厚に加工してその場でお渡し可能です。但し当社バンドマシンの場合、
機器のスペック上、0.8ミリ厚~をおすすめしています。重機の為、あまり薄くなると生地を
傷めたり、漉き落ちのリスクがあります。
⑤厚い革がいい、という方は栃木レザーであれば原厚6~8ミリの革もあります。
もちろんお好きな厚さにベタ漉き可能です。
姫路産のヌメ革は厚さ3.5ミリ、2.5ミリがあります。
厚い革の単価は高くなります。同様にご希望厚にベタ漉き可能。漉き代無料です。
⑥ベタ漉きで出た床革は、ご希望でしたらお渡しします。ご購入費に含まれるものなので、
もちろんこちらの革にプラスの代金は発生しません。
大体、上記がお伝えできることですが、メールやお電話でも、
ご不明点ありましたら、お問い合わせ下さい。
皆さまにとって良い革がご提供できましたら幸いです。
それでは!
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黒い革と赤い革。
みなさんこんにちは。
ランドセルのカラーバリエーションは星の数になりましたが、
私が子供の頃は、赤、黒、紺くらいしか色はありませんでした。
今はたくさんから選べて楽しいですが、
選ぶのはまた大変なのかなー、と個人的には感じています。
今の時代みんな忙しい人が多いし、選択肢が多いって、
決めていくのに時間がかかってそれはそれで大変かもしれません。
写真は、ランドセル用の革です。
こうやって見ると、なんだかレトロな色にも感じますが、
当社のような丘染めの革も逆に新鮮かもしれません。
丘染めの場合、床面の素朴さが残ります。
そこが革らしいところ。
ただ、経年変化はないです。が、雨には強いです。
が、雨が多いと乾きが遅いので、染革はタイミングが難しい。
季節の変わり目は、悩ましいところです・・・。
それでは!
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姫路産ヌメ革に癒されたい方の為に、少しでも革をお分けいたします。
皆さんこんにちは!
写真は当社で、信頼あるタンナーさんからいつも仕入れさせて頂く姫路産のヌメ革です。
兵庫県姫路市は国内の皮革産業を支える一大地域です。
たくさんのタンナーさんがいる地域なので、そこで生産された革は「姫路の革」という
ことになります。
当社が信頼する姫路のタンナーさんは、しっかり積み上げたデータで機器を
操作、温度管理し、鞣し剤を使用、たくさんの工程を経て革を製造されています。
人の熱意、技、体力、科学的検証の積みあげに私はただただリスペクトするだけです。
とにかく、それを欲しい方にしっかり届ける、ことしか私にはできませんが。
実は私、子供の頃、ちょっとおこられそうな話ですが、
この革の上で寝そべったりしていました。
横になると少しひんやりして、でも人肌感があって、寝そうになっていました。
ヌメってなんか癒されるんですよね・・・。
で、最初のこの色から、キャメル色に経年変化した革をお探しの方も当社までおみえになります。
基本日焼けした革は、染めて使うのですが、そのままご使用をご希望の方には、
そういう経年変化した革も少し用意していく予定です。
とにかく、半裁は多すぎるので、革を見て必要な大きさで、作りやすい厚さに加工して、
お渡しするようにしております。
先日、「触るだけ」、という目的で、少しだけ購入された方がいました。
確かに撫でていると、心が落ち着くような。
いつも革に接して仕事をしていると意識しないのですが、
セラピーの効果もあるのでしょうか。
お客様の視点にはいつも勉強させて頂きます。
革の良さを教えてもらっています。
いつも本当にありがとうございます!
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床革の使い方として、とにかく「作る」という行為を目的として。
こんにちは皆様。
写真は、わたくしが、床革で作成してみたブックカバーです。
お恥ずかしい出来ですが、床革をどうしても有効活用してみたくやってみました。
無謀にも、床革の染料染め。
当然ながら、どっちの面から染めていっても色が染みます。
にじみます。色が。
そりゃそうです。
床革って、むき出しの繊維質のシートなので、まあ、普通の布きれに色を入れているのと同じです。
が、面白いくらいににじむので、両面からトントン色を叩きまくっていきました。
あんまりやり過ぎて、かなり濃くなってしまいましたが。
上手で、センスの良い方なら、薄く爽やかな感じになるのでしょうか。
で、まあ最終的にトコノール(という革の毛羽立ちを抑えるための、糊みたいなもの)を塗って
ガラスでちょっと磨いて終わりにしました・・・。
どうして思い立ったのかというと、
床革は、染料で染めた場合、当然色が強くにじみますが、布ほどはにじみ過ぎず、
時間はかかりますが、
①両面から色を入れて様子を見て乾かす、ということを厚みのある革ならそこそこじっくりやれる。
②切ったり、縫ったりが吟面付きの革より、容易。
だから、です。ユックリ、ユルイ気分でやりました。
製品にするのは、クオリティー、品質保持、という観点から、向いていない素材です。
でも、自分が作った、自分使い(普段使い)の様なものなら?
また、かっこいいとか、上手く作るということが目的ではなく、
作ることで、心を落ち着ける。
作ることで、体(手や思考)の機能を改善、維持する。
ということを目指すなら、柔らかい素材としてどうだろう?
ということで、やってみました。
普段使い用の物を気楽に作る素材。
スケッチブックのような感覚で使える素材。
塗ったり、描いたり、切ったりが容易な素材。
麻みたいなイメージの素材、動物性ですが。
それを使って、心や体をリラックスさせる。
そういう目的で、クラフト素材として提供できないか、考えています。
もちろん吟革でも癒されます。その生地の滑らかさは一種の魔力さえ感じます。が、いい生地で、高価であればあるほど、作るときは緊張や気合いが入ってしまいます・・・。
私も職人40年の社長も、お客様が本気で良い製品を作るために当社に加工を託して下さった素材の場合は、真剣勝負のプレッシャーになり、血圧に影響します(本当に)。
が、床革は、「多少失敗してもいいや、変化を楽しもう」
というリラックスした気分で取り組めました。
まるで箸休めですね。
出来たものは人にお渡ししませんが、作っている時間は自分にとっては、なんかいい時間だなーと思いました。
自己満足かもしれませんが、
自分が食べるだけのごはんを無心にちょっとだけ作って、
只、少しおなかいっぱいになる、
みたいな感じ。
革を見たり触ったりしていると、なんかそういう
ニュートラルな気持ちになるのは、私だけでしょうか。
と、いうか、本当は仕事をする際そうやって力まない境地まで行くのが重要なのでしょうか。
ふと、まるで空気を吸うように仕事している社長の姿を見て、
自分はまだまだだな、と感じました・・・。
では!