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涼しくなると革が断ちやすくなることについて。
涼しくなると、革の型抜き裁断が格段にしやすくなることをご存知でしょうか?
気温が下がることで革の物理的特性が変化し、裁断加工の精度が向上します。暖かい状態の革は柔らかく、切断時に歪みやずれが生じやすくなります。一方、低温の環境では革が硬くなり、より均一で精密な裁断が可能になります。
このような温度管理の重要性を理解することで、裁断の質を高め、効率的な加工が実現します。当社では、最適な環境で型抜き裁断を行い、高品質な仕上がりを提供しています。革や布の型抜き裁断を検討している方にとって、ぜひ知っておきたいポイントです。
気温と革裁断の関係
気温が下がると革の裁断がしやすくなる理由は、革の物理的特性と加工技術に関連しています。
低温環境では、革が硬くなり、より均一で精密な裁断が可能になります。革が温かい状態では柔らかくなり、切断時に歪みやずれが生じやすくなります。一方、気温が下がれば素材の柔軟性が抑えられ、切り口が綺麗に仕上がります。
温度で変わる裁断機の切れ味
低温下での裁断は、刃物の切れ味を保持するのにも効果的です。
温度が上がると革の繊維が柔らかくなるため、刃物が切り進みにくくなります。逆に、気温が下がると革の繊維が締まり、刃がスムーズに通るため、作業が効率的に進みます。
裁断加工の質を高める温度管理
素材と裁断機の特性を理解し、適切な温度管理を行うことは、加工の品質を向上させるために重要です。
加工の効率に差が出るため、大量の裁断には気温を考慮に入れた作業環境の整備が不可欠です。これらの条件を踏まえ、最適な環境で作業を進めるよう心がけています。
型抜きクリッカー裁断を動画で紹介
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工業用皮革を型抜きクリッカー裁断
@kawanarama2mo10厚口多脂ベンズを工業革として型抜きクリッカー裁断。♬ Everything – 7SEEDS & GREEN ASSASSIN DOLLAR
当社では鞄などの皮革製品用パーツの他にも機械部品のパーツを型抜きすることがあります。また研磨用の革なども裁断します。工業用皮革が機械部品のパーツとして使用される場合、その主な役割は耐久性や摩擦、衝撃に対する保護です。
- パッキンやガスケット:工業用機械の接合部に使用され、気密性や防水性を保つ役割を果たします。革の柔軟性と強度が、特に摩耗や圧力に対して有効。革が吸水すると膨張して、乾くと縮む性質を利用することもあります。
- バフ材:研磨作業で使用されるバフには、革が使われることがあります。革の質感が優れた研磨効果をもたらし、繊細な仕上げを可能にします。柔らかい鹿革などがありますが、当社は牛革を扱いますので、金属の研磨などに向いている革になります。
これらの製品は、特に高い耐久性、柔軟性、耐熱性が求められる環境で使用され、工業用機械の信頼性を向上させる役割を担っています。
革新的な新素材がどんどん生まれる今の時代においても革という素材がうまく使われるように私も発信していこうと思います。自分自身では知り得なかった分野で革が使われることもあるかと思いますので。
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型抜きクリッカー裁断加工する時は。
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姫路産レザー ヌメ革キャメル色を入荷させています。
姫路産ヌメ革ナチュラルをキャメル色に芯染めした革です。
以前からご好評頂いておりましたクラストヌメ革をキャメル色にしました。
入荷は今ののところ少ないのですが、こういった色をお探しの方が多かったので、
タンナーさんにお願いして作って頂きました。
ご希望の方はメールにてお問合せ下さい。
A4、30センチ短冊等カットしてご購入の場合、デシ単価90~95円。
120デシ程度(1/2枚くらい)~半裁(240デシ程度)、デシ単価85~90円です。
好きな大きさに切り分けての漉き分け対応可(1.0ミリ厚~0.1ミリ単位で)。
在庫残り少なのでお早めにどうぞ。