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極厚ビニール生地で作る楽器付属ストラップ
極厚ビニール生地を型抜き裁断する際の注意点|ベースギターストラップ製作向け
ベースギター用ストラップのパーツ製作には、強度と耐久性のある極厚ビニール生地が使われることがあります。しかし、クリッカー裁断機で型抜きする際には、いくつかのポイントに注意しないと、裁断不良やロスが発生してしまいます。
極厚ビニール生地を裁断する際の注意点
- 刃型の選定が重要
→ 厚みのあるビニールは硬いため、高さのある強化刃型を使用しないと綺麗に切れません。 - 圧力と刃の調整
→ 圧力が足りないとカットが不完全に、強すぎると刃が摩耗しやすくなります。最適な圧力設定が必要。 - 熱による歪み対策
→ ビニールは熱に弱いため、摩擦熱で溶けないよう、適度な間隔で裁断を行い、刃型の温度管理を意識しています。 - シートの固定
→ 素材が滑りやすいため、滑り止めシートを使用するか、適切な固定を行うことでズレを防ぎます。
当社では、極厚ビニール生地の型抜き裁断も対応可能です。ベースギターストラップや楽器関連アクセサリーのパーツ製作を検討されているメーカー・販売店の方はご相談ください。
また、パーツ裁断をご依頼のメーカー様は当社サイトの簡単お見積りページにて概算ご費用が出せますので、ご活用下さい。
- 刃型の選定が重要
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裁断がズレる理由とは?曲線パーツを誤差なくカットする方法を解説
クリッカー型抜き裁断でパーツを製作する際、裁断のズレは品質やコストに大きく影響します。特に曲線パーツはズレが生じやすいため、正確なカットが求められます。ここでは、裁断ズレの主な原因と、その対策について解説します。
裁断がズレる主な理由
裁断がズレる理由は、以下のものが考えられます。
- 伸縮性が高い生地
- 縮みがある生地(特に布や合皮は変形しやすい)
- 曲線的なパーツ
- 生地の固定不足
- 裁断刃の切れ味不足(刃の摩耗や寸法誤差)
- 圧力設定の不適切(強すぎると素材がズレ、弱すぎると切れ残りが発生)
伸び縮みの大きい生地は、裁断時の圧力でズレやすくなってしまいます。
また、直線より曲線の方が裁断が難しく、生地を重ねすぎると厚みで誤差が生じます。
曲線パーツを誤差なくカットする方法
曲線パーツを誤差なく裁断する方法は3つ。
- しっかり生地を固定する
- 一度に生地を重ねすぎない
- 大量の場合は金型で裁断する
しっかりと生地を固定し、着実に作業を進めることが裁断の誤差を減らすポイントです。
しっかり生地を固定する
生地を重ねて裁断する場合は、生地のズレを防ぐための固定が大切です。
布生地の場合は待ち針、皮革の場合は専用の固定具で裁断時に生地が動かないようにしましょう。
検品、品質チェックの徹底(裁断の度~最終検品で誤差を防止。ロット製作の場合、特に都度確認が重要。何かの条件で、不良が出た場合、不良ロットの量産になり大変危険。流れ作業の仕事にしない!都度検品確認を製作工程に組み入れています。)
一度に生地を重ねすぎない
手断ちなど横から刃を入れる裁断方法では、一度に生地を重ねすぎるとズレやすくなります。そのため、生地の枚数が増えればその分厚みで誤差が大きくなってしまいます。
特にズレやすい曲線パーツの裁断では、欲張らず着実に作業を進めた方がよいでしょう。
大量の場合は金型で裁断する
曲線パーツを大量に裁断する場合は、金型裁断を取り入れた方が効率がよい場合が少なくありません。
金型裁断は上から圧力をかけて生地を断ち切るため、大量の生地を重ねても誤差が生まれにくい構造です。
特に当社では誤差を最小限にとどめるため、素材ごとに専用の方で裁断しています。
型に歪みがないか裁断前にサンプルにパーツ合わせしてチェックし、歪みがあれば適宜金型の補修をします。歪んだパーツ、バリの出たパーツの量産をしないよう細心の注意を払いながら裁断を進めます。
適切な圧力と速度を調整(素材に合わせた設定が重要。生地の張り、硬さ、また布を重ねての裁断の場合は重ねる枚数、を考慮し使用クリッカーを選択。また最適なストローク調整をします。
↓裁断加工の工賃については、簡単見積もりページにて概算をお出しします。
当社では、曲線の小パーツ裁断を得意とし、高精度な型抜き加工を提供しています。
裁断ズレでお困りの方は、コチラのフォームよりお気軽にご相談ください。
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クリッカー裁断簡単お見積りできます!!
クリッカー裁断をご依頼のお客様、ご費用を概算把握して頂けるようにページをご用意させて頂きました。
コチラのページに必要事項をご入力頂けましたら、概算ですがご費用を算出致します.
正確なご費用、納期等は、個別に返信させて頂きます.
またパーツ裁断のお困りごとは、問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください!
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マジックテープ、定期的に裁断しています!
パーツ製作のロット注文で定期的に依頼があるのがマジックテープです。小さな裁断の積み重ねですが、裁断をお探しの業者さんも結構いらっしゃいます。扱いにくいので納期を勘案して早く安全に規格通りに仕上げるために工夫が必要です。
以下に注意していることを書いてみました。
- 裁断機の調整: 厚みや材質に合わせて裁断圧とクリッカーのストローク距離を適切に調整。金型とクリッカーのストローク距離が遠いと作業が遅くなります。が、近すぎると作業中に手を挟む危険があります(手を潰すので大変危険です)ので、適切に調整します。遅すぎず危険すぎないちょうどいい塩梅の最速のストロークに設定します。
- プラスチック裁断板の活用:特にマジックテープは埃が付着しやすいため、パーツを清掃して埃を撮る作業を無くすために黒のプラスチック裁断板を使用します。パーツのバリも出にくいので、こちらを必ず使用します。
- 切ったらそろえる:当たり前ですが、マジックテープはすぐにくっつくので流れ作業で裁断してパーツを重ねていくとくっついて山になり大変なことになります。地道な作業ですが、切って揃える都度行いつつ、同時にカウント確認、検品、~梱包まで行います。
これらのポイントを実践することで、高品質なマジックテープパーツを効率よく生産できます!!
各種裁断加工のご相談は、コチラのフォームよりお気軽にお問合せください。
マジックテープ裁断のご予算は簡単お見積もりにてご確認いただけます。