ブログ

blog
  • ムダなく高品質!ヌメ革の型抜き裁断で歩留まりを最大化する!

    ヌメ革を使った製品づくりでは、素材の特性を活かしつつ、無駄なく裁断することが重要です。松本皮革有限会社では、クリッカー裁断を活用し、革の品質を最大限に引き出したパーツ製作を行っています。

    ヌメ革の型抜き裁断で大切なポイント

    歩留まりを最大化
    ・革の部位を見極め、ムダなく配置
    ・効率的な型配置で材料コストを削減。皮革の価格も値上がりしている昨今ですが、出来る限りパーツ単価を値上げしないように、革を使い切る!

    繊維の締まった部分を使用
    ・パーツごとに適切な部位を選定
    ・強度が求められる部分にはコシのある革を活用。たくさんパーツを取りたいところですが、品質は妥協なく。コシが無い部位は柔らかくてもいいパーツに使う。

    キズのない美しいパーツ仕上げ
    ・キズやシワを避け、高品質な製品を実現
    ・裁断後、ヌメ革パーツにキズが付かないように細心の注意を。キレイな手、ツメも伸ばさない。ヌメは繊細です。

    松本皮革有限会社では、ヌメ革を無駄なく活用し、高品質なパーツを供給しています。型抜き裁断の外注先をお探しのメーカー様・作家様は、ぜひご相談ください。

    クリッカー裁断、型抜き裁断のご依頼、概算費用のご確認はコチラからお受けしています。

  • 金属研磨加工に最適な植物タンニン鞣しヌメ革とは?

    金属研磨加工において、適切な研磨材を選ぶことは仕上がりの品質を左右します。特にピット層なめしで製革された植物タンニン鞣しヌメ革は、その特性から研磨作業に適しています。

    ヌメ革が金属研磨に向いている理由

    • 適度な柔軟性と弾力性
      → 研磨対象にフィットしやすく、均一な仕上がりを実現
    • 耐摩耗性が高い
      → 長時間の使用でも毛羽立ちにくく、安定した研磨効果を発揮
    • 薬品を使わない安全性
      → 化学薬品を含まないため、精密部品の研磨にも安心

    松本皮革有限会社の対応

    • ピット層なめしの高品質ヌメ革を取り扱い
    • 研磨用パーツの型抜き・裁断加工を承ります
    • 小ロット・オーダーメイド対応も可能

    金属研磨用の革パーツをお探しの業者様は、松本皮革有限会社までご相談ください。

  • 極厚ビニール生地で作る楽器付属ストラップ

    極厚ビニール生地を型抜き裁断する際の注意点|ベースギターストラップ製作向け

    ベースギター用ストラップのパーツ製作には、強度と耐久性のある極厚ビニール生地が使われることがあります。しかし、クリッカー裁断機で型抜きする際には、いくつかのポイントに注意しないと、裁断不良やロスが発生してしまいます。

    極厚ビニール生地を裁断する際の注意点

    • 刃型の選定が重要
      → 厚みのあるビニールは硬いため、高さのある強化刃型を使用しないと綺麗に切れません。
    • 圧力と刃の調整
      → 圧力が足りないとカットが不完全に、強すぎると刃が摩耗しやすくなります。最適な圧力設定が必要。
    • 熱による歪み対策
      → ビニールは熱に弱いため、摩擦熱で溶けないよう、適度な間隔で裁断を行い、刃型の温度管理を意識しています。
    • シートの固定
      → 素材が滑りやすいため、滑り止めシートを使用するか、適切な固定を行うことでズレを防ぎます。

    当社では、極厚ビニール生地の型抜き裁断も対応可能です。ベースギターストラップや楽器関連アクセサリーのパーツ製作を検討されているメーカー・販売店の方はご相談ください。

    また、パーツ裁断をご依頼のメーカー様は当社サイトの簡単お見積りページにて概算ご費用が出せますので、ご活用下さい。

  • 裁断がズレる理由とは?曲線パーツを誤差なくカットする方法を解説

    クリッカー型抜き裁断でパーツを製作する際、裁断のズレは品質やコストに大きく影響します。特に曲線パーツはズレが生じやすいため、正確なカットが求められます。ここでは、裁断ズレの主な原因と、その対策について解説します。

    裁断がズレる主な理由

    裁断がズレる理由は、以下のものが考えられます。

    • 伸縮性が高い生地
    • 縮みがある生地(特に布や合皮は変形しやすい)
    • 曲線的なパーツ
    • 生地の固定不足
    • 裁断刃の切れ味不足(刃の摩耗や寸法誤差)
    • 圧力設定の不適切(強すぎると素材がズレ、弱すぎると切れ残りが発生)

    伸び縮みの大きい生地は、裁断時の圧力でズレやすくなってしまいます。

    また、直線より曲線の方が裁断が難しく、生地を重ねすぎると厚みで誤差が生じます。

    曲線パーツを誤差なくカットする方法

    曲線パーツを誤差なく裁断する方法は3つ。

    • しっかり生地を固定する
    • 一度に生地を重ねすぎない
    • 大量の場合は金型で裁断する

    しっかりと生地を固定し、着実に作業を進めることが裁断の誤差を減らすポイントです。

    しっかり生地を固定する

    生地を重ねて裁断する場合は、生地のズレを防ぐための固定が大切です。

    布生地の場合は待ち針、皮革の場合は専用の固定具で裁断時に生地が動かないようにしましょう。

    検品、品質チェックの徹底(裁断の度~最終検品で誤差を防止。ロット製作の場合、特に都度確認が重要。何かの条件で、不良が出た場合、不良ロットの量産になり大変危険。流れ作業の仕事にしない!都度検品確認を製作工程に組み入れています。)

    一度に生地を重ねすぎない

    手断ちなど横から刃を入れる裁断方法では、一度に生地を重ねすぎるとズレやすくなります。そのため、生地の枚数が増えればその分厚みで誤差が大きくなってしまいます。

    特にズレやすい曲線パーツの裁断では、欲張らず着実に作業を進めた方がよいでしょう。

    大量の場合は金型で裁断する

    曲線パーツを大量に裁断する場合は、金型裁断を取り入れた方が効率がよい場合が少なくありません。

    金型裁断は上から圧力をかけて生地を断ち切るため、大量の生地を重ねても誤差が生まれにくい構造です。

    特に当社では誤差を最小限にとどめるため、素材ごとに専用の方で裁断しています。

    型に歪みがないか裁断前にサンプルにパーツ合わせしてチェックし、歪みがあれば適宜金型の補修をします。歪んだパーツ、バリの出たパーツの量産をしないよう細心の注意を払いながら裁断を進めます。

    適切な圧力と速度を調整(素材に合わせた設定が重要。生地の張り、硬さ、また布を重ねての裁断の場合は重ねる枚数、を考慮し使用クリッカーを選択。また最適なストローク調整をします。

    ↓裁断加工の工賃については、簡単見積もりページにて概算をお出しします。

    当社では、曲線の小パーツ裁断を得意とし、高精度な型抜き加工を提供しています。

    裁断ズレでお困りの方は、コチラのフォームよりお気軽にご相談ください。