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  • ヌメ革のお取り置き。

    革をご購入頂いたお客様で、

    置き場所にお困りのお客様は当社でお預かりさせて頂いております。

     

    一枚買いであれば、お安くご提供できますので、

    ご購入を決めて頂く場合があります。

    が、一枚となると大きい為、置き場所に問題があります。

     

    その場合、必要分をカットする→ご希望厚に漉く→お渡し、もしています。

     

    基本加工費は頂きません。

    必要時にご連絡頂いて革を用意させて頂きます。

     

    と、いう感じなのですが、まだしっかりした仕組みになっていないので、

    今後より簡単に、ご注文~ご依頼~お渡し(発送)~ご確認が、決められた期間

    でご依頼頂けるようにします。

    また、どの大きさで、どの部分切る、とか

    残りは革のどこが、どれくらい、などのやり取りがスムーズになればいいと感じています。

    ホント、いつもお客様には気を遣って頂いて、申し訳ありません。

    すぐ理解できない私のやり取りに付き合って頂き、お時間使わせてしまいゴメンナサイ!

     

    ですが、私としては、誰でも気楽にご利用頂け、ヌメ革を探しやすい、を目指します。

     

    写真は革をお預かりさせて頂いているお客様のヌメ革です。

    必要時ご連絡頂けるのですが、いつも取りに来て頂き、本当に申し訳ありません・・・。

     

    入荷している革も今後は写真でアップします。

    一枚一枚表情は異なるので、実際見て触るのが一番ですが、

    来て頂くのはやはり大変なので。

     

    それでは。

  • 栃木レザーの床革と端切れ。

    みなさんこんにちは。4月ですね!

    4月はスタートの季節です。

    来年度のランドセル生産の。

     

    もちろん最近のランドセルはほぼ受注生産なんで、

    お客さんの注文はこれから夏くらいまでで、

    ご注文があった小学生のランドセルの制作は、

    夏以降から急ピッチで始まるのですが・・・。

    当社の場合、幼稚園ランドセルの来年分の部材制作が

    始まります。大体の数量と規格は幼稚園、保育園の場合分かっていますので、メーカーさんから

    既に部材のリクエストが入っております。

    長年しっかりした製品をお作りの業者さんばかりです。

    また小学生のランドセルの部材も、スタンダードで大体の出数が見込める

    アイテムに関しては部材の加工は始まります。

     

    上の写真は、栃木レザーの床革→四画に型抜き→顔料染色

    した革です。色しっかりな感じですが、帆布等と組み合わせつつ使います。

     

    革は銀面がないとダイレクトに水分が入ります。キズにももちろん弱い。

    が、銀面があると重い、のは仕方ないですね。風合いもいいし。

    でも・・・、小さい子が背負うには、少し大変。

    だから床革(軽いので)を利用します。軽くて強い天然素材の最たるものです。

    場所はカブセ(というランドセルのフタ)の部分に使います。丘染めで生地を保護してます。

    ここはあまり荷物などの加重の影響がなく破れにくいです。

    あと床革といえども繊維のしっかりした栃木レザーなので、

    床革でもかなりの強さです。3年位の使用ならまず問題ないでしょう。それ以上でも。

     

    原厚6mmで、上3~4mmは他の製品に、

    で、床革が2~3mm。これを使う概念は通常あまりないのかもしれませんが、

    この世界に来た自分としては革の半分位を処分するのは

    あまりにもったいなく思います。

    いろんなものに使った後の端切れもあります。

    結構大きいのもあります。スチール定規は30センチです。写真は革5枚で3センチ超位、一枚6mm位です。

    コパ面は磨いてませんが、お作りの方がしっかり磨けば、さらに

    しっかりしたコパになるでしょう。繊維の密が細かいです。で、重いです。

    プレートみたいなものやコースターとかに向いているようです。

    あと少なくなってはいるのですが、工業用部材としても使用されます。

     

    工業用じゃくても、革のハードさを求める方は、こういう革好きみたいですね。

    こういったものも、キーホルダーなどに使いたいという方などにお分けしています。

     

    いい革は捨てるところがないなあ。

    というか素直に、なんか使えるよな、とか思います。

    こうじゃなきゃ、というのが業界歴が浅く何も知らない私にはないだけですけどね。

     

    それでは。

  • 研磨に革。

    こんにちは。美味しそうなパンケーキがたくさんですね!

     

    なんてすいません、のっけから。

    これ、もちろん革ですよ。

     

    革の使用用途は色々あります。

     

    バフ(研磨用の素材)にも革は使用されています。写真はそれです。

    写真みたいな丸い素材(革以外には、布とかもありますよ)を高速回転する

    機器に装着して、磨きたい素材に押し当てて使用します。

     

    すいません。正直、私研磨には詳しくないので、革が素材を研磨する際に

    どんな風に良い利点があるのかまだ詳しい知識がありません。

    ごめんなさい。勉強しておきます。

     

    ただ、上のような革を一定の厚さに加工したり、裁断したりという

    ご依頼をお客様から受けます。5mm以上の厚みある革って少ないし、

    加工は正直手では難しいです。

     

    本日は、あの金属ピカピカ研磨で有名な新潟県燕市の方からご連絡を

    頂きました。

    WEBサイトを立ち上げてよかった、と感じる瞬間です。

    遠方の方からお声が掛かるなんて、本当に有り難いことです!

     

    まだまだ知らないことが多い自分ですが、革が世の中の色々な人から

    色々な形で必要とされているのを知るにつけ、革の奥深さを再認識します。

    皆様のリクエストに挑戦させて頂くことで、私もたくさん勉強になります。

     

    床面、コパ面の独特のザラつき、革のしなやかさと張りやコシ。

    厚くてハードな革は、切断面のバリを除去するのに適しているのだと思います。

    逆に、当社では扱ってはいませんが、セーム革などはもっと繊細な素材の

    汚れを除去するのに使われていますよね。

     

    時々、バリ取りに利用できる床革をお客様に提供したりもします。

     

    床革が必要な時はもちろんですが、

    6mmなど厚い革の革漉きならおまかせ下さいね。

    もちろん裁断も。

     

    ただ・・・、いきなり量産のための金型作成をお客様に提案するのは心苦しいので、

    サンプル加工できる環境をさっさと整えます・・・。

     

    今日はそんな課題がより明確になりました。

    お問い合わせ頂いたお客様に感謝です。

    ありがとうございます!!

  • 姫路レザーについて。

    こんにちは。

    しばらくぶりの更新になってしまいました・・・。

     

    今日は、当社が主に扱うヌメ革について。

    当社は、栃木レザーと姫路(で鞣された)レザーを主に扱っています。

     

    (で鞣された)、としました。と、いうのは・・・。

     

    ご存じの方も多いと思いますが、「栃木レザー」は会社名です。

    つまりこの名前がうたわれている革は、タンナーの栃木レザーさんが、鞣して製造した革です。

     

    では、「姫路レザー」って?

    これは、兵庫県の姫路地方で鞣し、製造された革、という意味です。

    同名の会社様もありますが、こちらの会社様が製造した革だけ、という意味ではありません。

    言ってみれば、兵庫県姫路地方特有の鞣し技法で製造された革、ということです。

     

    当社も姫路地方の複数のタンナー様から革を仕入れています。

    同じ姫路レザーでもタンナー様によって、鞣し方はやはり違いますので

    ご注文の革がどの様なものかによって、仕入れを行うタンナー様も違います。

     

    じゃあ、主な国内ヌメ革、2つの違いは?

    分かりやすく、ざっくり、革を日々触る私の主観を書きます。

     

    栃木=男性的、ワイルド

    姫路=女性的、繊細

     

    こんな感じです。

     

    この違いは、鞣し方から生まれていまます。

     

    栃木レザーは、ピット漕というタンニンを浸すためのプールみたいなところに皮を

    浸けてゆっくりと長時間、数か月かけて鞣しを行います。

    時間はかかりますが、革生地にかかる負荷は少ないため、

    革は固くしまっていて、革ならではの風合いがしっかり残ります。生地は多少ムラやキズがありますが、

    とてもワイルドで、ザ・レザー!という感じでしょうか。

     

    姫路レザーは、一般的には「白鞣し」という呼ばれ方をしています。

    皮を脱毛したら、油と塩をもみこんで天日乾しにしたります。

    またタイコという巨大なドラム洗濯機みたいなところに皮を入れて

    ドラムを回して鞣していきます。この時クロム(天然の害のないクロムです)も使います。

    比較的短時間で鞣すことができ、染色しやすい白っぽい仕上がりになります。

    また表面は独特の滑らかさが感じられます。

    クロム、タンニン両方のコンビ鞣しを行いますので、両方の良いところどりというか・・・。

    栃木レザーほど固くはないですが、しっかりとしたコシもちゃんとあります。

    が、固すぎず、ソフト感も感じられます。

     

    タンニン鞣しの栃木レザーヌメ革にはかなりの張りやコシがあります。しっかり感が違います。

    しかし、クロム鞣し/コンビ鞣しが良くない訳ではありません。クロムは薬品の効果で繊維が

    しまっていてしっかりしている割にはソフトに仕上がり整形もしやすいのです。

    世の中の革製品の多くがクロム鞣しの革になります。

     

    私の個人的見解ですが、姫路レザーはクラフトに適しています。

    革の風合いはちゃんと残っています。

    美しい白なので、好きな色にしやすいです。

    経年変化の度合いは栃木レザーの方が強く感じられますが、

    クロム鞣しのいいところを取っているので色を付けやすく、

    お好きな色を加えるのが比較的容易です。

    かといって、革の表情はしっかり残っていますので、革らしさも感じられます。

    そして固すぎないので、革を断つのも、漉くのも、整形するのも、

    あまり力が要りません。機械に頼らない手作業でも加工はしやすいかと。

     

    男性用のハードなベルトなら栃木。

    女性用の繊細な(例えば)時計ベルトなら姫路。

    私はそういうイメージです。

     

     

    世の中には色々な革があります。

    タンニンとクロム。

    どっちがいいということはありません。

    また栃木も姫路もどちらもいい革ですよ!

     

    要は使い方、生かし方です。

     

    それでは!