ブログ

blog

クリッカー(プレス機)のご利用注意につきまして。

みなさんこんにちは。

 

一応、当社WEBサイトではクリッカー(プレス機)使いたい方はお貸しします、と掲載しています。

時間1000円とありますが、1時間でそんな大量に抜き裁断する方もまれなので、

30分とかでも、遊びに来て頂いた方にご使用頂く場合があります。500円くらいで。

ぶっちゃけ、数枚~数十枚なら無償で使って頂いたり、こちらで裁断させて頂いたりしています。

 

ですが・・・、実はこの機械、本当は大変恐ろしい機械なので、

使う際、必ず一緒に立ち合わせて頂きます。すみません。脅すみたいな言い方をして。

 

数トンの圧力で金型を押して革をプレス裁断しますので、

大変危険です。手とか抜き台近くにあった場合は、大けがになってしまいます。

 

とはいえ、ちゃんと注意点を守って頂けましたら安全にご使用頂けます。

以下簡単な注意点を書きます。

 

・2枚目写真  左の「油圧ポンプ」とあるスイッチがメインスイッチです。

プレス機を使わない場合は、必ずスイッチをOFFにします。

 

抜き台に金型、革、手を置いた状態で、クリッカーが起動したままだと大変危険です。

 

・1枚目写真 赤いボタン。

もし危険なことがありましたら、即時このボタンを押します。

プレス盤が上昇して機械がOFFになります。

ほぼ使うことはありませんが、圧力が大きすぎてプレス盤が大きく落ち、

金型が抜き台(木の板)に食い込んでしまうのを防ぎます。

または、何かの機械トラブルで、プレス盤が落ちたままになるのを防ぎます。

 

片手、両手レバー。

申し訳ありません。写真はレバーが片手方向になっていますが、

お使いの場合、必ず両手方向にします。

持ち手ボタン(プレス盤をズドンと下に下げるトリガーです)が片手の場合

片手でトリガーを押して、片手が抜き板付近にあった場合大変危険です。

両手設定でありましたら、両の手をトリガーに置いているため、手を挟む危険が

回避されます。

 

この、3点を必ず守って頂きつつ操作はシンプルです。

 

①革を抜き台に敷く。

②革の上、裁断したい場所に金型を置く。

プレス盤が、抜き台の上に位置していないか確認してから油圧スイッチを起動。

④再度、金型位置を確認。最適位置に金型を平らに置いた状態にセットします。

親指をピンと立てた状態で、持ち手を両手で握り、プレス盤を金型の上まで移動させます。

両手の親指でプレスボタンを一緒にポンと軽く押します。

⑦プレス盤を戻して革から金型を外して、裁断されているか確認します。

(金型は刃の部分は、切れ味が大変鋭いので、お怪我されないように刃を避けてお持ち下さいね)

 

①②を行ってから、③スイッチ起動しないと、間違ってプレス盤が下がると大変危険です。

必ずこの順序で行います!

 

 

という手順ですが・・・、

この写真のように、

金型は大きく、スウェーデン鋼、火造りという種類があり、その中でも、型の形によって微妙に高さが

違っています・・・。

プレス盤の高さが、高すぎると裁断されない、低いと抜き板に食い込む、

ということになります。

ですから、高さ調整を2枚目写真の右端レバーで調整します。

左レバーは型とプレス盤の間の距離調整です。

早く作業したい場合、距離を小さくします。ですが、あまり距離が小さすぎると、素早く盤が下がるので

大変危険です。なので適度な距離調整が必要です。

 

このレバーの調整は、こちらでさせて頂きます。

 

遊びに来て頂き、お使いの場合は、プレスするのみの状況に致します。その後一緒に作業しましょう。

 

もし金型作成されたい場合はご相談致します。

当社で長くお付き合いさせて頂いている業者さんにお願いして作成して

頂きますが、台紙等に書いたデザインでも、実寸のものがあれば

作成は可能です。

料金目安は1㎝長さで80~100円です。キーホルダーのような小さいものを金型で、

枚数をある程度量産されたい方は、金型作成数千円かかりますが、短時間で

作業ストレスなく裁断できます。

 

最近は中国でも金型を安く作れるようで、ご自身で発注したオリジナル金型を

お持ち頂き、当社のプレス機をご使用されたお客様もいらっしゃいました。

 

または、金型、材料、お借りできたら、もちろん当社でも裁断はさせて頂きます。

パーツ裁断は、ロット、金型によって変わりますが、100枚くらいまでなら一枚数十円、

100~数千、数万枚、となりますと一枚10円以内となっていきます。

 

その際は内容をご相談頂けましたら、即時回答致します。

 

今日は色々注意書きしてしまい、申し訳ありません。

 

が、まずは安全第一。

 

このヴィンテージな機器を可愛がって、皆さんと長く使えたら幸いです。

 

そして、いつもがんばってくれているプレス機、革漉き機に感謝です。

今後ともよろしくお願い致します。