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型抜きクリッカー裁断の設定について。

クリッカー型抜き裁断において、クリッカーと金型のストローク距離を正確に合わせることは非常に重要です。

ストローク距離が適切でない場合、革や他の素材に対して十分な圧力がかからず、切断が不完全になり、製品の仕上がりに悪影響を及ぼす可能性があります。

逆に、ストロークが深すぎると、金型やクリッカー本体に過剰な負荷がかかり、早期の摩耗や損傷の原因となります。抜き台に型が食い込んで、パーツ潰れや金型変形の原因にも

なります。

特に、大量生産や複雑な形状のパーツを裁断する際には、ストローク距離の調整が精度と効率を保つ鍵となります。

馴れてしまうと何気なくやっているのですが、金型がクリッカーに当たる音が、不自然にカチカチ鳴らないか、型が台に食い込む音がきつくないか、気にします。

あと、空打ちして台にうっすら型の跡がつくかで判断しています。

抜き台の使用状況、切る素材の硬さ、繊維の密度によっても切れ具合は変わってしまうので適宜設定を変化させています。

 

ロットが多い場合、特に効率を考えて最適に設定します。そうすることで短時間、短納期で加工可能にし、カット単価を下げることを工夫するためです。

裁断に関するご相談も承ります。問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。
クリッカー裁断の工賃はコチラより概算をご確認いただけます。