2019年4月

  • ヌメ革のお取り置き。

    革をご購入頂いたお客様で、

    置き場所にお困りのお客様は当社でお預かりさせて頂いております。

     

    一枚買いであれば、お安くご提供できますので、

    ご購入を決めて頂く場合があります。

    が、一枚となると大きい為、置き場所に問題があります。

     

    その場合、必要分をカットする→ご希望厚に漉く→お渡し、もしています。

     

    基本加工費は頂きません。

    必要時にご連絡頂いて革を用意させて頂きます。

     

    と、いう感じなのですが、まだしっかりした仕組みになっていないので、

    今後より簡単に、ご注文~ご依頼~お渡し(発送)~ご確認が、決められた期間

    でご依頼頂けるようにします。

    また、どの大きさで、どの部分切る、とか

    残りは革のどこが、どれくらい、などのやり取りがスムーズになればいいと感じています。

    ホント、いつもお客様には気を遣って頂いて、申し訳ありません。

    すぐ理解できない私のやり取りに付き合って頂き、お時間使わせてしまいゴメンナサイ!

     

    ですが、私としては、誰でも気楽にご利用頂け、ヌメ革を探しやすい、を目指します。

     

    写真は革をお預かりさせて頂いているお客様のヌメ革です。

    必要時ご連絡頂けるのですが、いつも取りに来て頂き、本当に申し訳ありません・・・。

     

    入荷している革も今後は写真でアップします。

    一枚一枚表情は異なるので、実際見て触るのが一番ですが、

    来て頂くのはやはり大変なので。

     

    それでは。

  • 栃木レザーの床革と端切れ。

    みなさんこんにちは。4月ですね!

    4月はスタートの季節です。

    来年度のランドセル生産の。

     

    もちろん最近のランドセルはほぼ受注生産なんで、

    お客さんの注文はこれから夏くらいまでで、

    ご注文があった小学生のランドセルの制作は、

    夏以降から急ピッチで始まるのですが・・・。

    当社の場合、幼稚園ランドセルの来年分の部材制作が

    始まります。大体の数量と規格は幼稚園、保育園の場合分かっていますので、メーカーさんから

    既に部材のリクエストが入っております。

    長年しっかりした製品をお作りの業者さんばかりです。

    また小学生のランドセルの部材も、スタンダードで大体の出数が見込める

    アイテムに関しては部材の加工は始まります。

     

    上の写真は、栃木レザーの床革→四画に型抜き→顔料染色

    した革です。色しっかりな感じですが、帆布等と組み合わせつつ使います。

     

    革は銀面がないとダイレクトに水分が入ります。キズにももちろん弱い。

    が、銀面があると重い、のは仕方ないですね。風合いもいいし。

    でも・・・、小さい子が背負うには、少し大変。

    だから床革(軽いので)を利用します。軽くて強い天然素材の最たるものです。

    場所はカブセ(というランドセルのフタ)の部分に使います。丘染めで生地を保護してます。

    ここはあまり荷物などの加重の影響がなく破れにくいです。

    あと床革といえども繊維のしっかりした栃木レザーなので、

    床革でもかなりの強さです。3年位の使用ならまず問題ないでしょう。それ以上でも。

     

    原厚6mmで、上3~4mmは他の製品に、

    で、床革が2~3mm。これを使う概念は通常あまりないのかもしれませんが、

    この世界に来た自分としては革の半分位を処分するのは

    あまりにもったいなく思います。

    いろんなものに使った後の端切れもあります。

    結構大きいのもあります。スチール定規は30センチです。写真は革5枚で3センチ超位、一枚6mm位です。

    コパ面は磨いてませんが、お作りの方がしっかり磨けば、さらに

    しっかりしたコパになるでしょう。繊維の密が細かいです。で、重いです。

    プレートみたいなものやコースターとかに向いているようです。

    あと少なくなってはいるのですが、工業用部材としても使用されます。

     

    工業用じゃくても、革のハードさを求める方は、こういう革好きみたいですね。

    こういったものも、キーホルダーなどに使いたいという方などにお分けしています。

     

    いい革は捨てるところがないなあ。

    というか素直に、なんか使えるよな、とか思います。

    こうじゃなきゃ、というのが業界歴が浅く何も知らない私にはないだけですけどね。

     

    それでは。