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革漉きの時のロール回転スピード。

みなさんこんにちは。

 

ベタ漉きで革を漉いて、「上手くいかない」というとき

考えられるのが、

ロールの回転スピードです。

 

ロールというのは革生地を巻き込んでいく金属ロールのことです。

この回転が速いと、ザクッと生地に刃が入るので、切れやすい。

遅いと、切れにくい。

 

ということになります。

テーブル漉き機をお使いの方はご存じかと思います。

また、手で漉いても、多分漉き刃を速く動かした方が、

よく漉けるのではないのでしょうか?

というか、キレがいいと思います。

 

ただ、あまり回転スピードが速いと、漉き面(床面)に

刃の流れる筋が入って、キレイに仕上がりません。

回転が遅い方が、キレイには仕上がります。

しかし、遅いと切れが悪い・・・。

 

なかなか悩ましいところです。

 

何回か試し漉きをして設定を調整していきます。

 

革ごとにその時の調整数値を記録しているのですが、

その調整が同じ革、似た革すべてにあてはまるかと言えばそうでもない。

 

個体差、鞣し具合、天気、湿度・・・。

 

コツコツ記録もしますが、

経験やカンが育たないと時間がかかって仕方ありません。

 

個人的なボヤキになってすみません。

 

みなさんのリクエストが私を育ててくれます。

ありがとうございます!