ブログ
blog- HOME
- ブログ
- 新着情報
革漉きの時のロール回転スピード。
みなさんこんにちは。
ベタ漉きで革を漉いて、「上手くいかない」というとき
考えられるのが、
ロールの回転スピードです。
ロールというのは革生地を巻き込んでいく金属ロールのことです。
この回転が速いと、ザクッと生地に刃が入るので、切れやすい。
遅いと、切れにくい。
ということになります。
テーブル漉き機をお使いの方はご存じかと思います。
また、手で漉いても、多分漉き刃を速く動かした方が、
よく漉けるのではないのでしょうか?
というか、キレがいいと思います。
ただ、あまり回転スピードが速いと、漉き面(床面)に
刃の流れる筋が入って、キレイに仕上がりません。
回転が遅い方が、キレイには仕上がります。
しかし、遅いと切れが悪い・・・。
なかなか悩ましいところです。
何回か試し漉きをして設定を調整していきます。
革ごとにその時の調整数値を記録しているのですが、
その調整が同じ革、似た革すべてにあてはまるかと言えばそうでもない。
個体差、鞣し具合、天気、湿度・・・。
コツコツ記録もしますが、
経験やカンが育たないと時間がかかって仕方ありません。
個人的なボヤキになってすみません。
みなさんのリクエストが私を育ててくれます。
ありがとうございます!