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繊維がよく締まったしっかりした革は、工業革としても使用されています。
こんにちは。
こちらは日本が誇るブランドレザー、栃木レザーさんの革ですが、クラフト以外にも
たくさん使われているんですよ。
とにかく、ワイルド!ストロング!ヘビィ!原厚は6~8ミリ。
重いです。加工は牛との闘いですね・・・。
当社では主にボートの持ち手、ウェイトリフティングベルトなど
スポーツ用品部材として加工しています。
適度なオイルが革に含まれ、水、汗に対してもある程度の耐性があると言えます。
使っていると最適な柔らかさが革に生まれます。
革は当然ベルトの需要が多いです。リフティングベルトは、色々な素材があるようですが、
最終的に革でなければいけない方もいるという話を聞きました。
厚みがしっかりしたヌメ革は最初は、かなりゴワゴワして固いのですが、
使用していると繊維が程よく緩んで使い手さんに馴染んでくるのでしょう。
その方に合った形状に革が変わるのです。
革という素材の面白いところです。
裁断する際は、そういう形で使い手さんを支える革になればいい、と想像しています。
革は元々厚みがあり、それなりの強度があります。
それは使う人達のクセみたいなものを吸収してしまう包み込む力があるのですね。
本当にスゴイ。
革が強いのは、植物タンニン鞣し革特有の締まった繊維の為です。
タンナーさんが時間をかけた鞣しにより、革に力が生まれているのです。
自然の産物は力を失わない。
結局、別の力に変容するのでしょうか。
それはタンナーさんの情熱と技の賜物ですが。
自分は、それを使う方の使いやすい形にして、しっかりと繋いでいくことしかできませんが。
ところで、革は工業製品にも使われているのです。
金属にも拮抗できる強度やしなやかさのある素材としての、革。
優秀な素材が豊富にある現代でも、革でなければならないという場合があります。
当社ではそんなご要望にも対応しております。
必要な革の形状や厚みのリクエストがありましたら、ご相談下さい。
最近有り難くお声がかかったところでは、革のバフ、研磨用の革です。
ピカピカに金属を磨くためには、革の締まった繊維が必要なのです。
革は包丁を研ぐシャープナーにも昔から利用されています。
当社では関市の刃物メーカーさんのケース作成の協力などもさせて頂いております。
そういう、しっかりした革、金属、刃物などに対して耐性のある革などをお探しの業者様、
もしピッタリ合った革が見つからないなら、是非当社までご相談下さい!