ブログ

blog

経年変化したヌメ革でレザークラフトをしたい方のために、革を育ててみようと思います。

こんにちは。

日焼けした革はB級品として扱われますが、以前お客様で

当社の試し漉き用の革の入った箱から、いい具合に日焼けした革を

探されていた方がいらっしゃいました。

 

そういう革は大抵端切れとして残った革なのですが、

ただ漉いて漉いて漉いて処分していくのもどうかと感じました。

 

もし探されている方がいるなら、と感じ、お値打ち提供or革漉きにおいで頂いたお客様で、

ご希望ならお渡しするようにしています。

 

また、タンローは最初結構白いので製品化してもお客様に若干抵抗感が

ある場合もあるようです。

なら、最初ちょこっとだけエイジングした革から作って、早い段階で使用できる革も

いいんじゃない?

 

ヌメ革の鞄とかは、はじめ一か月くらい寝かせてから使うのがいいようですが、

手にして早く使いたいのは分かります。

 

端革、小さい革で実験してます。軽く保革クリームを使って数か月月置いたもの

ただ磨いたもの、保管する場所、色々やっています。

去年秋くらいから・・・。

 

写真一枚目、3月入荷分。巻いたままだったもの。

2枚目、保革を大体2か月に一回+軽く表面拭きして、放置後7~8か月。

3枚目、同様の方法で3~4か月(下の革は3月入荷分)。

 

革の成長は急かしちゃいけない、というのが分かってきました。

乾燥だけは気を遣いますが、基本は放置です。

見守るほかないみたいです。子育てと同じです。

クリームの使い過ぎは革を柔らかくしてしまいコシがなくなるので、表面を

やさしくなでる、キレイにするだけで十分です。

 

栄養の与えすぎはヨワッチイ奴になるのでダメ。

 

果たして商品としての価値が出るのかどうか分かりませんが、

いい具合に使えそうになったらご紹介致します。