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ベルト裁断と機械組み立て。

こんにちは。

 

先日かっこいいベルトをお作りのクラフトショップ様より、

ヌメ革ベルト裁断のお仕事を頂きました。

 

いつも本当にありがたいことです。お役に立てて感謝です。

これが革を裁断する刃です。リング状です。こいつを・・・、

こんな色んなサイズの鉄リング(ちょっと年季入ってますが)と組み合わせて、ベルト幅を作ります。リングは刃より若干小さいサイズです。

一旦機械を分解。なかなか年季入った機器ですが、結構馬力あります。ベルト用厚革もしっかり切れます。

組み立て中。

オーダー通りの幅に切れるか、他のサンプル革で切ります。もし万が一サイズが合ってないなら、

 

分解、作り直し!今回は大丈夫でした。

 

お客様からお預かりした革。上質なベルトになるブランドレザーです。絶対きれいに仕上げます。

 

無事成功です。

サイズを変更して、次のベルト幅へ!

 

とまあ、こんな感じです。

機器の設定は3mm幅からあとはミリ単位で調整可能ですよ。

 

ちょっと固目のヌメ革などはサックリ切れますが、柔らかい革だと

若干寄れが発生するので、気を遣います。が、そこが腕の見せ所になります。

ミシンと同じ要領で、リングの回転速度を革を眺めながら変化させます。

 

以前、手断ちでベルトをお作りのクラフト作家さんからベルトを

購入したことがあります。

 

「俺の今できる技を、革に向かって気合を込めて、革包丁を一気に引く。」

 

マジにかっこいい方で、生き様がベルトに表れていて、

ホント、刀みたいなベルトでした。いや、刀でも差したくなるベルトです。

 

機器を操作して一定規格をコツコツ作る当社ですが、でも、もちろん

気持ちは同じものがあります。

天然の革の場合、機器を使っても100%の部材一致は結構難しいの

です。が、誤差を限りなく無くすことに気合をいれます。

 

一点モノも規格モノもそれぞれの良さがあります。

 

個人的には、ピシっと綺麗になっている中の、微妙な違い、ユラギに

やすらぎを覚えるのですが・・・。

 

さて、ランドセルのサンプルをどんどん作ろう。

 

オーシャンブルーという色のランドセル用革サンプルです。

こんな微妙な色合いの革で、最近の小学生は学校に行けるのかー。

ウキウキしますね。桜の色に映えそうです。

 

では。