2019年8月

  • ベルト裁断もしております。

     

    みなさんこんにちは。

    先日おみえになられたお客様から「ベルトも裁断できるのですか?」

     

    とのお問い合わせを頂きました。

     

    HPには掲載しているのですが、まだまだ、当社ができることを皆さんにお伝えできていないのだと痛感させられました。

     

    以前にもこちらのブログでベルト裁断の様子を少しご紹介したのですが、

    実際の料金等については触れていませんでした。

    HPの注文、問い合わせページにも掲載していますが、再度こちらで整理して紹介させて頂きます。

     

    ・革ベルト、革紐は幅3ミリ~裁断しております。

    ・1ミリ単位で幅のご指定可能です。

    ・細めで20~30ミリ、太めで30~40ミリのご依頼が多いです。

    ・革質によって(柔らかい革等)当社ベルト裁断機で対応できない場合もあります。ご相談下さい。

     

    ・ベルト裁断は、革の繊維の方向から強度を検討して、通常、生物の背中に沿っての裁断をおすすめしています。

    ・牛半裁革の場合、縦80~100センチ、横150~200センチが大体のサイズです。

    ・背中に沿って裁断すると、例えば長さ100~130センチなどの革ベルト、革テープが幅3センチの場合、半裁革で20~30本裁断できます。

     

    ・裁断費用は基本1本200円~です。

    ・裁断機は40センチ幅くらいの機械です。基本は同一サイズベルト5本以上位からの裁断でお願いしていますが、皆様のリクエストにお答えしていきたいので、ご相談頂けましたら、融通きかせます。

    ・同一サイズの場合10本以上なら一本100円の料金になります。裁断時、機器のサイズ調整が不要のためです。

    ・革持ち込みはOKです。

     

    と、ここまで書きましたが、そもそも、そんなにたくさん裁断しても使用できないかと思いますので、今後、当社でも色々なサイズで革をテープ状に裁断して、必要な方に、必要な量でご提供していきます。

    宜しくお願い致します。

     

  • 繊維がよく締まったしっかりした革は、工業革としても使用されています。

    こんにちは。

     

    こちらは日本が誇るブランドレザー、栃木レザーさんの革ですが、クラフト以外にも

    たくさん使われているんですよ。

     

    とにかく、ワイルド!ストロング!ヘビィ!原厚は6~8ミリ。

    重いです。加工は牛との闘いですね・・・。

     

    当社では主にボートの持ち手、ウェイトリフティングベルトなど

    スポーツ用品部材として加工しています。

    適度なオイルが革に含まれ、水、汗に対してもある程度の耐性があると言えます。

    使っていると最適な柔らかさが革に生まれます。

    革は当然ベルトの需要が多いです。リフティングベルトは、色々な素材があるようですが、

    最終的に革でなければいけない方もいるという話を聞きました。

     

    厚みがしっかりしたヌメ革は最初は、かなりゴワゴワして固いのですが、

    使用していると繊維が程よく緩んで使い手さんに馴染んでくるのでしょう。

     

    その方に合った形状に革が変わるのです。

     

    革という素材の面白いところです。

    裁断する際は、そういう形で使い手さんを支える革になればいい、と想像しています。

    革は元々厚みがあり、それなりの強度があります。

    それは使う人達のクセみたいなものを吸収してしまう包み込む力があるのですね。

     

    本当にスゴイ。

     

    革が強いのは、植物タンニン鞣し革特有の締まった繊維の為です。

    タンナーさんが時間をかけた鞣しにより、革に力が生まれているのです。

     

    自然の産物は力を失わない。

    結局、別の力に変容するのでしょうか。

    それはタンナーさんの情熱と技の賜物ですが。

     

    自分は、それを使う方の使いやすい形にして、しっかりと繋いでいくことしかできませんが。

     

     

     

    ところで、革は工業製品にも使われているのです。

    金属にも拮抗できる強度やしなやかさのある素材としての、革。

     

    優秀な素材が豊富にある現代でも、革でなければならないという場合があります。

    当社ではそんなご要望にも対応しております。

     

    必要な革の形状や厚みのリクエストがありましたら、ご相談下さい。

     

    最近有り難くお声がかかったところでは、革のバフ、研磨用の革です。

    ピカピカに金属を磨くためには、革の締まった繊維が必要なのです。

    革は包丁を研ぐシャープナーにも昔から利用されています。

    当社では関市の刃物メーカーさんのケース作成の協力などもさせて頂いております。

     

    そういう、しっかりした革、金属、刃物などに対して耐性のある革などをお探しの業者様、

    もしピッタリ合った革が見つからないなら、是非当社までご相談下さい!