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革漉き後の厚さ確認。

みなさんこんにちは。

 

革の厚さ確認しています。

職人の社長は手で「1.7ミリ」とか、分かるようですが、

私は未熟ですので、手の感覚とノギスの数字を照らし合わせます。

 

職人は、「ゲージはいけない」とよく言いますが、

それは過去に星の数程の、加工経験があり、そのデータが体に入っているからです。

ただ、数字を見て思うのは、

 

手の感覚は結構、信頼できる。

 

ということです。

例えば、髪の毛の太さは、あんなに細いものでも、

手で触ると「こっちが太いかな?」とか感じられるものです。

 

革でお作りの方なら、触ることで大体の厚みは

判断できるかと思います。

 

機械的に数字に頼ると、機器に不具合がある場合、間違いが起こることもあるので、

感覚も大切にしていきます。

なので、道具と身体、両方が大事だと思います。

 

とても細かい話ですが、実はバンドマシンに革を入れると、革に圧力が

かかります。だから、革によっては機械に通した後、密度が高くなります。

その関係で、漉いた直後厚さを測り、その時丁度良くても、一日経って生地が緩んでくると、

革が戻りまだ厚かったということもあります。

 

なので、革が柔らかい場合、時間を置いてから再度確認するように致します。

なるべく革に負荷をかけたくないので、何回も漉くのは避けたいのですが、

オーダーに許容できる範囲か、確認します。

 

今回は、大丈夫でした!

 

その辺りも見越して、加工がスムーズにいくように、日々色々な革で勉強させて頂いてます。

いつもご依頼ありがとうございます!!

 

それでは。