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金型の配置について
革パーツをクリッカー裁断する際には、革の繊維に沿って金型を配置することが重要です。
松本皮革では、以下の4点に留意しながら作業を進めています。
- パーツの耐久性の向上
- 形状の安定
- 製品の品質向上
- 無駄を減らしコストを削減
それぞれのポイントを解説しましょう。
1.パーツの耐久性の向上
革は繊維が特定の方向に走っています。繊維に対して垂直に裁断すると、パーツが裂けやすくなるなどのトラブルが起こります。
反対に、繊維と並行に金型を配置すると、裁断パーツの耐久性が向上します。中でもストラップやベルトなど、引っ張りや負荷がかかるパーツの裁断では、繊維に沿った金型の配置が欠かせません。
2.形状の安定
革の繊維に沿って裁断すると、長く使っても伸びや型崩れが少ない製品に仕上がります。パーツ裁断をその場限りの作業とは考えず、使い続けた場合を想定して行うのが当社のモットーです。
3.製品の品質向上
繊維に逆らった裁断は製品の外観にも影響し、シワや歪みなどが生じかねません。見た目や手触りなど総合的な品質を保つため、当社では正しく繊維に沿った裁断を常に意識しているのです。
4.無駄を減らしコストを削減
革の繊維に沿った裁断は、素材を無駄なく使うことを意味します。材料費を削減につながり、コストパフォーマンスを高める要因にもなるでしょう。
製品の品質とコスト、どちらの点においても非常に重要なのが革の繊維に沿った裁断です!!